小野小町伝説に迫る
公園の名前にもあるように世界三大美人の1人(日本だけみたいだけど)でもある「小野小町」の伝承をテーマとした公園です。
公園のある湯沢市の小野地区は小野小町が生誕、晩年を過ごした地と言われています(諸説あるようですが)。
この公園には、その小野小町に纏わるエピソードや像などが設置されており、小野小町伝説がぎゅぎゅっと凝縮されています。

小学校卒業して都会デビュー
園内には様々なエピソードが記されたボードが設置されています。
全然歴史マニアでもない自分ですが、おかげさまで楽しく小町伝説を勉強させて頂きました。

『小野小町は13歳で京に渡り、36歳で故郷が恋しくなり帰郷した』と書いてありますね。
現代で言えば、小学校卒業して東京デビューといったところでしょうか。
なかなかなものです。世界三大美人はやることが違う。

小町のお母さんは「大町子さん」と言うようで、幼少期に亡くしているらしい。
そこで父親が乳母を都から呼び寄せて、シティカルチャーを教えてもらったとのこと。
さすがに「何も知らずに都会デビュー!」という訳ではなかったんですね笑
悲劇のヒロイン? 深草少将
13歳から京で過ごし、36歳で故郷秋田へ帰った小町。
その小町が好きで追いかけてきた「深草少将さん」という方がいるそうです。
ラブレターを小町に送ったら「芍薬の花を100本植えて♡」と返事を貰いました。やはり世界三大美人は言うことが違う。
その願いに深草少将は応え、毎日届け続けました。
そして最後の100本目を届けるその道中。
大雨で橋ごと流されてしまって、深草少将は亡くなってしまいます。

そんな悲しくもロマンチックなエピソードを表現するかのように、園内には2人の像の間に橋が架かっています。

深草少将像の手には芍薬の花が握られています。
四季折々の植物を楽しめるようです
園内には花壇もあり、四季折々の植物を楽しめるようです。
今回訪れたのは5月上旬でしたので、チューリップがきれいに咲いていました。


白チューリップのコーナーもありましたが、散ってしまっていました。
定期的に訪れて様々な植物を楽しみたいですね。
遊具もバッチリの広々とした園内
この公園の半分は、広い広場になっています。

2015年オープンというだけあって、とても新しくキレイです。

遊具はブランコ、すべり台、ターザンロープが設置されています。
この景色でブランコは絶対気持ちいいだろうな~。
子どもが遊んでいなければ乗っていました。
また今度来たときは乗りたいです。
道の駅おがちに隣接しています
道の駅おがちに隣接していますので、運転の休憩がてら立ち寄るのもいいですね。
間違いなくリフレッシュできます笑
道の駅おがちにはジェラートを食べられるカフェ(こまちカフェ ボスコ)があって、季節ごとに色々なフレーバーが楽しめます。
今回はふきのとうのジェラートをチョイス。
ベースのジェラートの甘さに、ふきのとうのちょっとした苦みがいいアクセントになっている大人フレーバーでした。


広々とした景色を見ながら頂くジェラート、なかなか良いものです。
小野小町が生きていたら、何らかの詩を残していたでしょう。
アクセス等
HP:http://www.city-yuzawa.jp/midokoro04/1133
※湯沢市の紹介ページです
訪問日:2020年5月8日
トイレ・駐車場あり
- 道の駅おがち隣接
- 雄勝こまちICから車で3分
- JR横堀駅から徒歩15分
周辺には小町伝説にまつわる遺跡や碑石が点在しています。
一緒に訪れてみるのも面白いと思います。
イベント情報
小町芍薬苑(開花時期5月中旬~6月下旬)
小町まつり(毎年6月第2日曜日とその前日)
※2020年はコロナウィルスの影響で中止